用語解説

あ行

RFM分析

RFM分析とは、Recency(最終購入日)、Frequency(購入頻度)、Monetary(購入金額)の頭文字を表しており、これらの要素を分析して顧客をグループ化する方法です。RFM分析を行うことで、顧客に対して購買行動や優先度に分類したマーケティング施策やサービスの提供を検討することが可能です。

位置情報

位置情報とは、GPSやGNSS、Wi-Fiアクセスポイント、携帯電話基地局などの技術を利用して、ユーザーの現在位置を特定し、その位置に関連する様々な情報を提供することです。
位置情報サービスは、地図アプリ、ナビゲーションシステム、地域情報の検索、位置に基づいた広告配信など、日常生活やビジネスシーンで幅広く活用されています。

市場占有率

市場占有率とは、特定期間内でのある業界の総売り上げに対する企業の製品の売り上げの比率のこと。市場占拠率、マーケット-シェアとも呼ばれます。 市場占有率は、ある製品が、市場の中でどのくらいの重要度や影響力を持つかを表現するための指標として用いられます。また、経営の分野においては、企業は市場占有率を参照して、市場動向の把握や、自社のポジションの推定、市場の将来予測などを行っています。 顧客数(または製品数)÷世帯数(母数)=市場占有率 で算出できます。

インバウンド

インバウンド(Inbound)とは、外国人が訪れてくる旅行のことをいいます。 日本へのインバウンドを訪日外国人と呼ばれています。

インサイト

ビジネスやマーケティングにおいては、顧客や消費者の隠れた本音や無自覚の欲求を指し、マーケティングの基準として活用されています。

移動滞在

移動滞在とは、メッシュごとに集計して同メッシュ内に滞在している時間を算出することで移動や滞在を判定したものです。同メッシュ内で滞在している時間が15分未満の場合は「移動」、15分以上の場合を「滞在」と判定されます。滞在判定時間は任意に設定することも可能です。

移動動態

移動動態とは、国内居住者を対象に、どこからどこへ何人移動したかが分かるデータです。エリア内の滞留人口と、エリア間を移動する人口を判定することができます。

エリア

地域の代表点となる座標位置。通行/滞在人口分析の対象となります。

エリア分析

地域特性を調査し、出店戦略・販売戦略を行うこと。どのエリアにどんな人たちが住んでいるのか地域特性を調査することです。

オルタナティブデータ

オルタナティブデータとは、機関投資家によって投資判断のために使われるデータのうち、伝統的に用いられてきた決算開示等、一般的な公開情報以外のデータ群の総称です。経済ニュースの記事、SNSの投稿、POSデータなど、従来投資判断に使うことが難しかったビッグデータが、海外の金融機関を中心に利用が広まっています。

ODデータ

ODデータとは、出発地点(Origin)と目的地(Destination)を起点として、人や物、交通量などの移動を調査した結果のデータです。OD調査とも呼ばれ、交通インフラ整備や防災計画、まちづくりなどさまざまな用途で活用されています

OD調査

OD調査(Origin-Destination調査)とは、自動車の移動状況を調べる調査で、道路交通センサスの一環として実施されます。Oは出発地(Origin)、Dは目的地(Destination)の略で、地域内や地域間の流動を把握することで、交通施策や街づくり、観光振興などに役立てられます。

か行

拡大推計

拡大推計とは、サンプリング調査で抽出したデータをもとに、本来調べたい母集団全体を類推することです。KDDI Location Analyzer(国内居住者版)では許諾を得たKDDIユーザーのGPS情報、KDDI Location Analyzer(訪日外国人版)では許諾を得た「JAPAN TRAVEL by NAVITIME」ユーザーのGPS情報、それぞれロジックに基づいて拡大推計を行っています。

拡張集計

複数地点に対し、施設来訪者数や周辺滞在人口などを一括集計します。店舗売上要因などの分析が大きく効率化します。KDDI Location Analyzerでは有償のオプション機能です。詳しくはこちら

仮想商圏

仮想商圏とは、顧客が小売店舗や外食店舗などの施設に来店する可能性のある地域を指します。想定商圏や予測商圏とも呼ばれます。

カニバリゼーション

カニバリゼーションとは、特定の地域や市場において、類似業態の店舗、同一ブランドの店舗が密集し、顧客を奪い合い、売上や利益を減少させる現象のことを指します。

観光動態分析

観光動態分析とは、観光客の動態や消費行動、移動状況などを把握する調査や分析のことです。観光行政の基礎資料として、国や地方自治体、企業などが実施しています。

クラウド型GIS

クラウドGIS(地理情報システム)とは、IT技術を応用して地図データや他の情報を組み合わせ、クラウド上で管理・活用するシステムです。

クラスタデータ

類似した特性を持つデータをグループ化するためのデータ分析手法を指します。データを複数のクラスターに分類し、各クラスターの傾向や特性を把握することができます。

景況分析

景況分析とは、企業の景況感や業績、経営状況などを調査・分析して、経済の状況や動向を把握することを言います。

KDDI Location Analyzer国内居住者版

KDDIのGPS位置情報データで、店舗やエリアの人流などを比較できます。いつでも何度でもWebブラウザ上で来訪者の推移や詳細を取得・分析。人の動きや商圏データを、地図やグラフで自由自在に閲覧でき、過去との比較や推移も見える定額制のエリア分析ツールです。

KDDI Location Analyzer訪日外国人版

インバウンドの人流を安心の定額制で全国どこでも簡単に分析。訪日外国人のリアルな行動を分析することができます。

KDDI Location Data

KDDIスマートフォンから得られるGPSの位置情報/属性(性別・年代)情報を基に公的人口統計を参照して拡大推計処理された人口データをご提供するサービスです。サービスタイプは以下の4種類をご用意しております。自社で開発中のシステムやアプリなどにデータを組み込みたい方におすすめ。お客様自身でフルカスタマイズが可能です。

KDDI Retail Data Consulting

KDDIの保有する1stpartyデータと、お客様の保有データ(売上/会員情報など)組み合わせ、売上予測や店舗開発業務を支援するサービスです。

KLA

KDDI Location Analyzer の略称。

KLD

KDDI Location Dataの略称。

KRDC

KDDI Retail Data Consultingの略称。

交通安全インサイト

人流・車両データや過去事故件数などのオープンデータを利用した危険エリアを可視化するダッシュボード(HTMLデータ)をご提供いたします。定量的な指標に基づいたデータで、危険エリアの把握・交通安全対策検討にご活用いただけます。

公的統計データ

公的統計データは、国や地方自治体が公表する統計情報のことです。官公庁では、定期的に日本全国を調査対象とした統計調査を行っていて、その結果は公表されています。

顧客浸透率

顧客浸透率とは、特定の市場や地域において、自社の商品やサービスを利用している顧客の割合を示すマーケティング指標です。市場浸透率とも呼ばれ、同義語となります。

混雑予測

混雑予測とは、人や車両の密度や流れの速さ、空間の利用状況などを測定して、特定の場所や時間における混雑の程度を予測する技術です。混雑予測技術は、交通状況の改善やイベントの安全管理、都市計画や観光地の最適化など、さまざまな分野で活用されています。

さ行

GIS

GIS(地理情報システム)は、地理的位置を手がかりに、位置に関する情報を持ったデータ(空間データ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術です。地図上で地物や事象を可視化し、位置情報の関係性や傾向を分析します。マップや写真の3D表示も可能です。

ジオフェンス

ジオフェンスは、仮想的な境界線で囲まれたエリアのことを指します。KDDI Location Analyzer上では、分析したい施設やエリアを任意のジオフェンスで囲って分析することが可能です。

市場占有率

市場占有率とは、特定期間内でのある業界の総売り上げに対する企業の製品の売り上げの比率のこと。市場占拠率、マーケット-シェアとも呼ばれます。 市場占有率は、ある製品が、市場の中でどのくらいの重要度や影響力を持つかを表現するための指標として用いられます。また、経営の分野においては、企業は市場占有率を参照して、市場動向の把握や、自社のポジションの推定、市場の将来予測などを行っています。 顧客数(または製品数)÷世帯数(母数)=市場占有率 で算出できます。

市場調査

市場調査とは、製品開発やサービスの販売促進などを行うにあたり、適切な戦略を立てるために参考となる情報を収集することです。過去から現在に至る市場に関する動向を数字や文章等で把握することを指します。

実勢商圏

実勢商圏とは、顧客のID-POS、ポイントカードデータなどから実際に顧客がいる地域=商圏を特定したものです。

施設

施設の代表点の座標位置。

GPS

GPSは、上空の人工衛星より計測する位置情報データを指します。粒度も細かく、建物単位の分析も可能です。また、任意の建物を指定した細やかな分析も可能となります。フロア毎の分析はできず建物全体の把握となり、地下の計測は難しい場合があります。カーナビが代表的で、近年はスマートフォンをはじめとしたモバイル端末やスマートウォッチ、デジタルカメラなどさまざまな機器に搭載されている技術です。

出店分析

出店分析とは、出店予定エリアにおける商圏調査や地域生活者の消費購買行動調査をおこなうこと。地域特性を把握することで、市場ポテンシャルの算定やエリア内の店舗ポジショニングを把握、売上予測による売上計画策定による、新規出店の可否判断や既存店の活性化、退店などの判断材料とします。

商業統計

経済産業省が行う指定統計の一つで、国内すべての商業事業所について、業種別、従業者規模別、地域別等に事業所数、従業者数、年間商品販売額等を把握するもので、商業統計調査は経済センサス‐活動調査の2年後という周期で実施されます。

商圏

施設やエリアの代表点を中心とした等距離圏(円商圏)や時間到達圏。分析対象の道路やメッシュの決定などに使用します。

人流

人流とは、人々の移動や動きを指す言葉で、具体的には「いつ」「どこから」「どの移動手段で」「どこまで行き」「どのくらい滞在したのか」などの情報を意味します。

人流データ

人流データは、スマートフォンのGPSデータや基地局データ、街角のカメラの画像データ、クレジットカードやQRコードの支払いデータなど、さまざまなソースから得たデータにより可視化されます。人流データは、企業のマーケティングや競合分析、自治体の市街化計画、防災計画、観光計画など、さまざまな分野で活用されています。

人口動態調査

人口動態調査は、我が国の人口動態事象を把握する上で重要な統計調査です。同調査は戸籍法及び死産の届出に関する規程により届け出られた出生、死亡、婚姻、離婚及び死産の全数を対象として、毎月実施されます。

時間到達圏

自動車/自転車/徒歩で一定時間内に到達できる範囲。道路と速度を考慮して計算しています。

時系列推移

時系列推移とは、時間の経過に沿って変化するデータを解析し、将来を予測することです。時系列データとは、日々、月々、四半期、年単位など、時間の順序にしたがって並べられたデータのことを指します。

時系列来訪者比較

6地点への来訪者の性年代や居住/勤務/来街別といった属性を把握したり、来訪者数の推移を時系列で比較分析できます。

周辺滞在人口

周辺滞在人口とは、指定された地域で特定の時間帯に滞在していた人数の月間平均値を指します。平日と休日を分けて算出され、国内に居住する外国人も推計として含まれます。

需要予測

需要予測とは、商品やサービスが市場でどの程度求められているのかを予測することです。企業が商品やサービスを生産・販売・仕入れる際に、適切な計画を立てるために欠かせない業務です。

主要動線分析

施設周辺の道路1本1本の通行人数を集計するとともに、人の流れ(動線)を方向別、性年代別に絞り込んで可視化。屋外広告の媒体選定や店前通行量の把握などに活用できます。

準リアルタイムデータ

準リアルタイムとは、インターネットを利用するユーザーにほぼリアルタイムでデータを配信する方式です。KDDIでは直近約2時間半前までの人口をメッシュごとに30分単位で集計しご提供いたします。

推定居住地

GPS位置情報データの提供者ごとに、推定居住地(直近数ヶ月の夜間に最も長時間滞在した場所)や推定勤務地(直近数ヶ月の昼間に最も長時間滞在した場所)という情報を付与しています。

た行

滞在人口分析

滞在人口分析 店舗等、任意の施設やエリア周辺の滞在人口を平日/休日、時間帯別/性・年代別に集計。 人口の分布を125mメッシュ単位で可視化ができます。

単点分析

店舗や施設への来訪者の情報を、曜日別・時間帯別、リピーター率、時系列推移などの観点で分析、表示できます。

チェーン店舗表示

各業種の主要チェーンの位置データと店舗情報を表示可能。KLAでは約7,800チェーン、約90万店舗に対応しています

地理空間情報

地理空間情報(geospatial information)とは、地理・空間に関係づけられた情報。緯度・経度・高度や住所など位置を示す情報と、その場所に関する地形図・主題図などの地図、人工衛星画像・空中画像等の画像情報や人口等の統計データなどがあります。単に「地理情報」、「空間情報」とも言われます。

通行人口分析

エリア内の交通量を平日/休日、時間帯別、性・年代別、交通手段(自動車、徒歩)別に道路ごとに集計。道路単位で交通量を可視化ができます。

通信基地局

通信基地局とは、携帯電話やスマートフォンと通信(通話)を行うために各キャリアが設置した通信設備を指します。端末で通信・通話を行った場所や、通信を行うために定期送信する所在情報をメッシュ化して位置データが提供されます。一般的に、分析対象ユーザー数が多く、基地局の電波が届く場所であれば、建物内や地下でも位置情報取得が可能なケースが多いです。ただし、カバーできるのはキャリアが基地局を整備している範囲に限られる上、詳細な場所の特定は苦手な傾向にあります。

データマイニング

データマイニングとは、大量のデータから有用なパターンや知見を抽出するための分析手法のことです。データマイニングを通じて、隠れた関係やトレンドを発見し、将来の予測や意思決定に活用することができます。

デモグラフィック

デモグラフィック(Demographic)とは、特定の集団や人口を構成する個人の特性や属性を指します。マーケティングや社会科学の分野で、人口統計学としても知られており、これらの特性を分析することで、特定の市場や集団の行動やニーズを理解しやすくなります。マーケティング戦略において、デモグラフィックデータは市場の細分化を行うことでさまざまな施策の精度をあげる必要な基礎情報として利用されます。

店舗商圏

店舗商圏とは、特定の店舗やサービスが提供される地理的な範囲で、来店を見込める顧客が暮らすエリアを指します。店舗の経営戦略を立てる上で不可欠な要素で、商圏を正確に把握することで、売上を最大化し、無駄なコストを削減することができます。商圏の範囲は、店舗の規模や業種業態、地域特性、地理的条件、競合施設の状況などによって大きく影響を受けます。

統計人口

統計人口には、国勢調査や人口推計、人口静態統計、人口動態統計など、さまざまな種類があります。人口統計は、政府の行政や将来計画の立案、民間企業の生産計画などにおいて重要な指標や資料として活用されています

は行

ビーコン

ビーコンは、スマートフォンなどに搭載されたBluetooth機能を利用したシステムです。対応するアプリをインストールした端末が、一定間隔で発信される固有のID情報を受信することでユーザーの位置情報が記録されます。発信機器の設置が簡単な上、限られた範囲のユーザーへピンポイントで信号を発信できる技術です。反面、効果範囲が狭く、他の電波から干渉を受けやすいというデメリットもあります。

併用分析

競合店舗や自社店舗との商圏重複を可視化し、店舗の最適配置や店舗コンセプト立案の検討材料等に役立てることができます。

ま行

メッシュ

メッシュとは、英語で「網目」という意味を持つ言葉ですが、地図においてメッシュとは地図を一定の規則に従って分割し、分割した領域に名前を付けた「地域メッシュ」のことを指します。

や行

曜日別来訪者傾向

曜日別来訪者傾向とは、特定のエリアや店舗、施設における曜日別の来訪者数や傾向を把握することです。KDDI Location Analyzerなどの位置情報・人流分析ツールを利用することで、曜日や日別、性年代別の傾向を可視化できます。任意のエリアや期間、交通手段を設定して、通行人口や滞在人口を詳細に把握することができます。

ら行

来街者

商圏内に居住も勤務もしていない人。商圏の外から訪れた人をいいます。

来訪者居住地分析

指定施設への来訪者が、どのエリア(都道府県、市区町村、町丁目単位)から何人来訪しているかを地図に可視化。人口対獲得率を把握可能です。

来訪者属性分析

任意の店舗や施設、エリアを自由に指定でき、期間、時間帯、来訪日数、滞在時間等の条件を設定。対象施設への来訪者の推移、ボリューム、特性を把握できます。

来訪者特性把握

店舗からの距離や行政界など任意の商圏で来街者を設定可能。周辺居住者や勤務者を除いて分析することで、隠れた顧客の特性やターゲット像の把握や、旅行・観光目的の利用者の調査ができます。

立地調査

立地調査とは、出店においてその商売に適した場所を探すために候補地周辺の地域特性を調査すること。 候補地分析とも呼ばれます。 主に、開業予定地周辺の地理的条件や交通体系など、人の流れを左右する要因を調査し、その場所が商売に適しているかどうかの判断材料を集めることを行います。

Location Trends

位置情報データ解析サービス「Location Trends」は、KDDIスマートフォンの位置情報データが示す行動特徴をもとに、DATUM STUDIOの高度な分析ノウハウによって、真に調査すべきターゲットを抽出し、施策導出のための調査設計を支援するサービスです。

LT

Location Trendsの略称。

わ行

Wi-Fi

Wi-Fiは、無線LANシステムの1つです。Wi-Fiルーターをアクセスポイントとして設定すれば、スマートフォンやパソコンなどの対応端末がWi-Fiを介してインターネットに接続できます。GPSの電波が届きづらい建物内や地下でも利用でき、比較的短時間で位置情報を取得できることが強みです。ただし、1つのホットスポットでカバーできる範囲が狭く、アクセスポイントが少ないと情報の精度が落ちる傾向があります。また、ユーザーが対応端末を持っていても、Wi-Fi機能をオフにしていれば位置情報取得が難しいことがあります。