2020/07/08(水)
エリア版単点分析ダッシュボード機能リリースのお知らせ
新機能「エリア版単点分析ダッシュボード」を2020年7月2日(木)にリリースしましたので、以下のとおりお知らせします。
新機能「エリア版単点分析ダッシュボード」について
今回追加される新機能「エリア版単点分析ダッシュボード」は、KDDI Location Analyzerのダッシュボードシリーズの第2弾として標準搭載されました。第1弾は、店舗や施設(点)への来訪者分析のダッシュボード機能でしたが、商圏(面)の滞在人口や通行人口の推移を時系列や曜日別で把握でき、かつダッシュボードで一括管理できるため、エリアの特性や来訪者の傾向・変化などを把握しやすくなりました。

エリア版単点分析ダッシュボード機能 活用イメージ
[ダッシュボード画面]

①メニュー | 「ダッシュボード」、「曜日別」、「(日別)推移」、「CSVダウンロード」の4項目で切替可能 |
②分析地表示 ・ 条件設定 | ・分析地の商圏 :円、自動車到達圏、徒歩到達圏、自転車到達圏、フリーハンド |
③通行人口分析 | 指定エリアの通行人口を、曜日別と日別でグラフ化し、属性別に表示切替も可能 |
④滞在人口分析 | 指定エリアの滞在人口を、曜日別と日別でグラフ化し、属性別に表示切替も可能 |
[曜日別分析] ![]() ・左面:曜日別の来訪者数を全属性で可視化 ・右面:指定の曜日で時間帯別、日別の推移を可視化。 | [日別推移分析] ![]() ・指定期間の日別来訪者数推移を全画面で見やすく表示 |
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分析シミュレーション① 「平時の新宿」で、人通りが多い曜日と時間帯を探る
分析地 | 新宿駅より半径200m圏内 |
集計期間 | 2019年3月1日~2019年6月25日(全日) |
集計方法 | 全人口推計値 |
集計条件 | ・通行人口は指定エリアの主要道路を通行した人のGPS位置情報データを計測 ・滞在人口は指定エリアに60分以上滞在した人のGPS位置情報データを計測 |

Ⓐ 人通りは金曜日が最も多く、日曜日との差は約18万人にも上る
平日では金曜日が多く、休日では日曜日の人数が少ない傾向がわかります。また、同じ平日でも月曜日と金曜日では10万人の差があることや、金曜日と日曜日に18万人の差があることも可視化できます。

Ⓑ 人出は平日に延び、祝休日は減少傾向にあり、GWの減少は顕著
通行人口も滞在人口も、平日に伸び祝休日に下がる傾向が続くも、GWの滞在人口は減少傾向。
これは、オフィス街に見える傾向と合致します。 ※下の画像は滞在人口推移の拡大

© 人通りが最も多かった金曜日、ピークの時間帯は18時頃
平日では最も通行人口の多かった金曜日に着目し、人出のピークとなる時間帯や日別の推移などを確認できます。週末のため、帰宅ラッシュに加え飲食や買い物目的の方などが重なる18時前後にピークがくることなどが分析できます。

分析シミュレーション② 「コロナ禍(自粛モード)の渋谷」の人通りの傾向を探る
分析地 | 渋谷駅より半径500m圏内 |
集計期間 | 2020年3月1日~2020年6月30日(全日) |
集計方法 | 全人口推計値 |
集計条件 | ・通行人口は指定エリアの主要道路を徒歩で通行した人のGPS位置情報データを計測 ・滞在人口は指定エリアに60分以上滞在した人のGPS位置情報データを計測 |
Ⓐ 人通りが最も少ない日曜日は、店舗休業が進む3月下旬から減少が始まり緊急事態宣言解除まで続く

店舗や商業施設の休業が相次いだ3月下旬以降、特に休日の人出が大きく減少。3月22日(日)の通行人口約16万人に対し、翌週の3月29日(日)は約4.7万人。緊急事態宣言が解除される直前の5月24日(日)まで約3~6万人台を低調に推移。全対象期間でみても日曜日の通行人口の平均は約9万人。平日各曜日の平均値となる約15万人に比べ6割程度に留まりました。
不要不急の外出が求められたコロナ禍で、休日の人通りは大きく影響を受けたと分析できますが、KDDI Location Analyzerの分析では具体的な数字の動きが追えるため、ビジネスの戦略企画の根拠として活用できます。
Ⓑ 人通りが最も多い金曜日は朝から人出増、最も少ない日曜日は昼から夕方にかけピークを迎える
平日でも人通りの最も多い金曜日に着目し人の流れを時系列で可視化すると、人出の波は朝から増え夕方までなだらかに推移。帰りの通勤時間で少し山を作る傾向にありました。一方、人通りの最も少ない日曜日の人出推移は12時~18時にかけて大きく山を描き、朝と夜は大きく減少する傾向が見て取れました。
人出の波や傾向等を細かく把握できるKDDI Location Analyzerは、イベント等の企画でも混雑を避けることが求められる今後のWithコロナ時代においてますます活用ニーズが高まっています。
