スマートフォンのGPS位置情報データを活用し、街の人出や人の流れをタイムリーに把握できる『KDDI Location Analyzer』。
このコラムでは、KDDI Location Analyzerを用いて、Go To トラベル事業に東京が参加した10月の第1週目(初週)の人出調査をご紹介します。
昨年10月初週の土日となる「2019年10月5~6日」を基準値とし、Go To トラベル事業に東京都が参加して初の土日となる「2020年10月3~4日」における観光地への来訪者について分析しました。
また、比較対象として外出自粛期間の2020年ゴールデンウィークと、Go To トラベル事業開始後の2020年お盆時期のデータも収集し、コロナ禍における観光地の人出の回復状況を時系列で調査しています。
なお、Go To トラベル事業に東京都が参加したことで、東京発・東京着の人出がどう変化したのかを調べるため、東京都内および東京近郊の主要観光地への来訪者を、”都内からの来訪”と”都外からの来訪”別に調査しています。
※来訪元となる推定居住地は、指定エリアへの来訪者のGPS位置情報データを元に夜間長期間滞在している場所と定義しています。
・集計方法 :全人口推計値 |
※取得するGPS位置情報データは、 KDDIがauスマートフォンユーザー同意のもとで取得し、誰の情報であるかわからない形式に加工した位置情報データを指します。※取得するGPS位置情報データ(正解データ)および人口等の統計データをもとに、分析地における滞在人口の推計を算出しています。
■分析地
東京都内および東京近郊の主要観光地をピックアップしました。
[東京都内] 浅草駅、とうきょうスカイツリー駅、台場駅、上野駅、築地駅 [東京近郊] 熱海駅、日光駅、那須塩原駅、越後湯沢駅 |
■データ収集期間
期間は、比較しやすいようそれぞれの期間内の土日2日間にフォーカスしました。
※昨年10月初週末の土日を基準値とし、今年のゴールデンウィーク、お盆、10月初週末の土日における増減比を集計
・昨年10月初週末(基準値) :2019年10月5日(土)~6日(日) ・ゴールデンウィーク(自粛期) :2020年5月2日(土)~3日(日) ・お盆 (Go Toトラベル初期) :2020年8月8日(土)~9日(日) |
Go To トラベル事業への東京参加後初となる10月初週末(10月3、4日)の人出について、下記の傾向が見られました。
都外(東京近郊)への来訪は、全エリアでお盆時期以上の増加は見られないものの、
都内の来訪は、5エリア中3エリアでお盆時期よりも増加。
キャンペーン後間もなくのデータなので、予約等の準備時間が十分にないためか
東京近郊よりは、都内(近場消費)へ移動する傾向が見られた。
各観光地への人出分析データについて、都外・都内からの来訪をそれぞれ表記したデータも下記にご紹介いたします。
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