観光地の人流計測
画像の左上にあるマップは、神奈川県・鎌倉の観光地周辺の滞在人口をヒートマップ表示したものです。
鎌倉駅前エリアと、鎌倉大仏(高徳院)付近の滞在人口が特に多いことが分かります。また、滞在者はお昼前後に集中しています。
このように125mの狭域メッシュで滞在人口の大小を確認できるうえ、地元客や近隣勤務者を除いた「来街者」に絞って分析することが可能で、観光地の動態調査が容易となります。
観光客はどこから来ている?
図は、鎌倉大仏(高徳院)の来訪者居住地を、2019年6月と2020年6月とで比較したものです。
いずれも地元・神奈川県をはじめ、首都圏近郊からの来訪が多くなってはいますが、上位10市区町村の累計値(全来訪者のうち、上位10市区町村からの来訪者が占める割合)は2019年6月で12.8%、2020年6月で26.0%となっており、2020年は遠方からの来訪が大幅に減っていることが分かります。
観光地への来訪者の性年代や居住地の情報は、アンケートや各施設へのヒアリングといった従来型の調査方法では多大な工数を要するうえ、全容の把握が困難な場合も見受けられました。
KDDI Location Analyzerでは、調査地点をジオフェンスで囲むことで来訪者の属性や居住地を机上調査で簡単に確認することができます。全国の全市区町村・全町丁目という小単位での集計に対応しています。
緊急時の動態把握
特定施設の時間帯別来訪者数や、街全体の通行人口・滞在人口の日別推移を確認できる機能をご用意しております。コロナ禍のような緊急時の動態把握の確認にご利用いただけるほか、安心・安全な街づくりの基礎データとしてもご活用いただけます。