― KLAは、現在どのような業務にご活用ですか。
大きく3つあり、1つ目は新規出店です。
空きテナントや物件をKLAで分析し、出店判断に活用しています。または、既存店のリロケーション時の候補地選定でも使っています。主にSC出店時の分析に活用することが多いので、施設の来訪者のボリュームや性別や年代等の属性等を見つつ、候補地のポテンシャルを計っています。
2点目はエリアマーケティングです。
Web広告は地図上でピンポイントにエリアを設定できるため、広告を出す際に、ターゲットとなるお客さまがそのエリアにいらっしゃるか、またそのエリアに住むお客さまは当社店舗のある施設への来訪があるのか、さらに来訪者の属性等をKLAで分析しつつ、広告出稿エリアの選定に活かします。来訪者の属性も分かるので、バナー広告のクリエイティブ選定にも重宝しています。
例えば、30~40代が多ければファミリー層向けの訴求、シニア層であれば相続等のキーワードが目に留まりやすいですし、ニーズにあった訴求のほうがクリック数も当然ながら上がるため、居住エリアと属性をみながらメッセージを変えていき、広告の最適化を図っています。

販促重点エリアを可視化できる「来訪者居住地分析」
※ほけんの窓口様の実際の分析画面ではありません
3点目は既存店の分析です。
KLAは施設の時間帯別来訪者数も分かるので、いつの時間帯にピークが来るのか等を把握し、シフトの配置に活かしたり、より多くのお客さまにご相談いただけるよう開店時間の変更といった時間設定に工夫を設けたりしています。