人流データを解析し、地域の課題や将来展望を描く
授業について
■目的
通信事業者ならではのビッグデータを活用し、利根片品地域の人流データを解析し、地域の課題や将来展望を描く学習活動を行う。
■授業構成
科目名:商業科目「情報処理」(週3単位)
単元名:ビジネスと統計(統計的手法、全数調査と標本調査、時系列分析、相関関係)
■授業内容
【1日目】
・人流データとは
・KDDIの位置情報およびKLAに関する概要と分析にあたっての基礎知識
・活用事例紹介
・KLAを利用したハンズオン研修
Part 1:高校周辺のエリア分析編(通行人口および滞在人口を把握)
Part 2:地域観光地の施設分析編(来訪者属性や居住地などを把握)
・ グループごとに発表
【2日目】
・KLAを利用したハンズオン研修
Part 3:地域のスキー場や観光地についての比較および併用分析編(施設ごとの比較と併用を把握)
Part 4:インバウンド分析・公的統計分析編
・総括
高校周辺の観光地「吹割の滝」の来訪者分析
(※画像はイメージです)
今回の分析で、周辺地域の人流の実態や特性が可視化され、地域課題が明確になりました。 また、観光地や周辺施設のリピート率および経済効果を向上させるために、どのような施策を講じることができるかについて、意見交換しました。
授業後アンケート結果

生徒の皆さまのお声
・データをもとにさまざまな用途で利用できることが分かりました。これから、データを活用して施策立案に役立てられるような人材になりたいと思いました。
・とても貴重な体験ができよかったです。分かりやすく丁寧に教えていただいたことを生かして、DXについてまた調べたいです。
・観光客の年齢層や、どの日に訪問が多いのか少ないのかを調べて、それにあわせてインスタ映えするものを作ったりする、という対策を練ることができると思います。
・自分の身の回りの観光地がどういう状況なのかもっと調べてみたいです。今回のようなデータ活用で沼田市に貢献できるように、データを使っていろいろな対策案を出してみたいと思いました。
KLAは事前準備不要で操作も簡単。生徒一人ひとりが、データ分析からエビデンスに基づく考察までを行えます
担当教員さまのお声
■KLAの操作性、動作環境について
クラウドベースであるため、操作や動作がとても軽快でした。解析結果も短時間で示され、解析したいテーマが思い浮かんだときに、すぐに操作でき、結果が得られるところが使いやすかったです。
また、事前に生徒の個人端末にインストールをする必要もなく、かつスペックが高くない端末でもフリーズすることなく操作でき、授業を進めるうえで好印象でした。
■授業への取り入れ方について
教科としての「情報Ⅱ」は、文部科学省の教員研修用教材(※)の冒頭で、「情報技術の発展に関する理解を深めながら、情報システム、多様なデータの活用、コンテンツの創造を目指す。」と位置づけられています。さらに「『情報Ⅱ』では『情報Ⅰ』にない、情報と情報技術を活用した問題発見・解決の探究が設定されている。このように、『情報Ⅱ』は情報の科学的な理解に、より一層迫ることとなる。」とも続いており、これらの文言を読むに、KLAはこうした目標に合致する最適な教材の一つであるとも考えられます。
※出典:文部科学省「高等学校情報科『情報Ⅱ』教員研修用教材(本編)」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00742.html
また、GIS(空間認識)、人流データ(ビッグデータ)など多様なデータを活かした学習、統計的な解析、地域の課題発見と解決、などといったキーワードは教科「情報」だけでなく、今や必修科目となった「地理総合」や「数学」、また専門的な教科(観光ビジネスなどの商業科目等)、総合的な探究の時間など、あらゆる教科において活かせると考えます。学校現場においては、クロスカリキュラム(2科目の学習内容を1つの授業で実施する)も取り入れられている中で、あらゆる学習場面において活用できる非常に有用なツールであると考えます。
■生徒の変容について
授業時の様子を見る限り、かなり前のめりになって取り組んでいたと感じています。講師の発問に対しても、積極的に回答していました。
身の回りの現象、事象を対象に、数値や図表化された情報が結果として得られるため、情報の活用や根拠をもとにした推理など情報を活かした学習活動を行うことができました。
群馬県立尾瀬高等学校 担当教員の皆さま
KDDI 講師担当者より
「楽しむことが学びにつながり、楽しさがあるからこそ深く考えることができる」と考えながら、貴重な授業に臨ませていただきました。活用の幅が広がるというお言葉もあり、何よりも生徒の皆さまが興味と面白さを感じていただけたのであれば心から嬉しく思います。授業では個性的で斬新な意見もあり、新たな気づきを得る機会となりました。
(取材:2025年3月)
【DXハイスクール向け】 人流ビッグデータ体験・課題解決型教育プログラムについて
位置情報 /人流ビッグデータ分析ツール「KDDI Location Analyzer」(※)は、2021年6月の提供開始以降、延べ1,000を超える自治体/民間のお客さまに導入いただいております。
KLAを活用して「DXハイスクール」を応援する専門的なカリキュラムもご用意しています。市街地や施設等、地域の状況を把握できるほか、データから見える課題や対策の分析に寄与する体験型の講義を提供します。デジタルを活用した文理横断的・探究的な学びを実現する内容です。ぜひ、ご相談ください!
※お客さまから個別に同意を得た上で取得し、個人を特定できない形式に加工しています。
授業のポイント

授業プラン例
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