― ―KDDI Location Analyzerに着目されたきっかけは?
一番のきっかけは、コロナ禍による環境の変化です。私の部署は、商業施設の開発時と運営時にマーケティング調査をしており、開発時の調査は立地やマーケット、競合調査などを行い、運営時の調査は店舗の定期リニューアルの際に、施設に訪れるお客様へのアンケート調査や、周辺に住んでいる人のニーズを把握するweb調査などを行っています。お客様アンケートは頻繁に取っていましたが、こういった接触型調査はコロナ禍の影響で実施が難しくなり、代わりにできることを探していたところKDDI Location Analyzerに行き着きました。
お客様アンケートは、居住地や来店手段、来店の目的や頻度、お店への感想や要望などを聞きますが、どれも施設・店舗を運営する上で必要な情報です。ましてや、コロナ禍でお客様のライフスタイルや意識の変化などもあるなかで、調査はマスト事項。ということで、これらのアンケートも非接触型のWeb調査へシフトしていくことになりました。
Web調査でもお客様のニーズ等は充分に図れるのですが、リアルな商圏のサイズや実際に施設の訪れたお客様の動きが分からないのが課題でした。そんな中、当時メディアでよく報道されていた「スマートフォンの位置情報を活用した人出データ」を見て、人の流れを把握するのにこういう方法もあるのかと思ったのも、このシステムを知ったきっかけのひとつです。